これを読めば梁枠がわかる!
設計・施工のコツを解説!
2025年10月14日更新
足場に開口部を作る際に使用する「梁枠」。
設計する上でもなかなか計算が厄介な部材です。
今回はその「梁枠」について、補強方法やタカミヤIq梁枠の新強度について詳しくご紹介させていただきます。
目次
梁枠とは?
梁枠とは、足場に開口を作る際に使用する部材です。
トラックなどの出入口を作るときや、障害物を避けて足場を設置するときなどに用いられます。
基本的に、2スパン~4スパンの3サイズがあります。
トラックなどの出入口を作るときや、障害物を避けて足場を設置するときなどに用いられます。
基本的に、2スパン~4スパンの3サイズがあります。

本来、そこを支えるべき支柱をなくし、開口部分のスペースを確保するための部材のため
梁枠設置の際には
✔梁枠を支える支柱はもつのか
✔梁枠自体はもつのか
など計算が少し手間なのが特徴です。
梁枠設置の際には
✔梁枠を支える支柱はもつのか
✔梁枠自体はもつのか
など計算が少し手間なのが特徴です。
ここがポイント梁枠設計の注意点
梁枠を組み込んだ設計をする際には
Check❶
梁枠を支えている両端の支柱が許容荷重を超えていないか
梁枠を支えている両端の支柱が許容荷重を超えていないか
Check❷
梁枠全体及び1点あたりの許容支持力を超えていないか
梁枠全体及び1点あたりの許容支持力を超えていないか
上記2点の確認をします。

Check❶
梁枠を支えている両端の支柱が許容荷重を超えていないか
梁枠を支えている両端の支柱が許容荷重を超えていないか
開口にした分の支柱の荷重は、梁枠を支えている支柱が担うため、梁枠を支える支柱の検討を行います。
許容荷重を超えた場合は主に以下のような補強方法があります
(A)専用補強材を使用する ※Iqシステムだと「フレーム補強材」
(B)支柱に単管を抱かせる
Check❷
梁枠全体及び1点あたりの許容支持力を超えていないか
梁枠全体及び1点あたりの許容支持力を超えていないか
梁枠直上に設置している足場自重が、梁枠の許容荷重を超えていないか、梁枠自体の検討を行います。
Iq梁枠の新強度と設置のルール
新強度
次世代足場Iqシステムの梁枠の強度についてご紹介します。
2025年4月より、Iq専用梁枠の許容荷重が改定されました。
従来の一律基準から、実大試験に基づく新しい算出方法に変更され、許容支持力がおよそ3〜4倍にアップしています。
製品名 | 型式 | 重量 (kg) |
寸法(mm) | 変更前 許容支持力 |
変更後 許容支持力 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
Iq 梁枠-2 | IQG-2 | 21.2 | 250×3,658 | 8kN/点 | 34.5kN/点 | |
8kN/枚 | 34.5kN/枚 | |||||
Iq 梁枠-3 | IQG-3 | 35.5 | 360×5,487 | 6kN/点 | 17.2kN/点 | |
12kN/枚 | 34.4kN/枚 | |||||
Iq 梁枠-4 | IQG-4SH | 差込側 | 29.5 | 475×3,643 |
9.6kN/点
28.8kN/枚
|
9.6kN/点
28.8kN/枚
(変更なし) |
梁枠設置のルール
今回の承認から、梁枠2~3スパンについても両面に先行手すりの設置が必要となりました。
▶両面先行手すりの設置範囲は、梁枠を支持する支柱から外側に1スパンと梁枠上部
設置高さは、梁枠上の先行手すりの3層分の高さまで
▶両面先行手すりの設置範囲は、梁枠を支持する支柱から外側に1スパンと梁枠上部
設置高さは、梁枠上の先行手すりの3層分の高さまで
Iq梁枠組み立てに関する詳細はこちら

旧強度と新強度の補強方法の比較
強度が見直されたことで、補強方法が変わりました。
旧強度と新強度の補強の違いを見てみましょう!
|補強が必要になる高さの違い
※ 段数は目安です。設置条件(ブラケットの有無など)により異なります。
旧強度の3スパン梁枠は、梁枠上足場段数12段を超えると梁枠に補強方杖単管が必要になることが多いですが…
梁枠強度がもたない場合は梁枠にかかる荷重を軽減するために補強単管が必要になります。(オレンジ箇所)
新強度だとこの補強がほぼ不要になります!
新強度だとこの補強がほぼ不要になります!

ポイント☝
新強度においては、足場材の支柱だけで支えることができる範囲が大幅に広がりました。 補強が必要な高さでは、梁枠を支える支柱の設計が困難になる場合があり、計画そのものが成立しなくなるケースもあります。
新強度においては、足場材の支柱だけで支えることができる範囲が大幅に広がりました。 補強が必要な高さでは、梁枠を支える支柱の設計が困難になる場合があり、計画そのものが成立しなくなるケースもあります。
|結論
旧強度:足場が12段を超えると梁枠の補強が必要
新強度:梁枠許容荷重>足場許容荷重のため、梁枠補強はほぼ不要
ただし、梁枠を支える支柱は補強が必要になる場合があるため注意が必要です。
➡「次世代足場Iqシステムの補強方法とは?許容荷重についても併せて解説!」
新強度:梁枠許容荷重>足場許容荷重のため、梁枠補強はほぼ不要
ただし、梁枠を支える支柱は補強が必要になる場合があるため注意が必要です。
➡「次世代足場Iqシステムの補強方法とは?許容荷重についても併せて解説!」
現場の足場計画で補強の要否を判断する際は、「適用される強度基準」と「足場の高さ」に注目。
特に新強度では設計の自由度が大幅に向上しており、より高層な足場でも補強不要で対応できる可能性が大きいです。
特に新強度では設計の自由度が大幅に向上しており、より高層な足場でも補強不要で対応できる可能性が大きいです。
Iq梁枠資料リンク
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