地震に強い
ハウスメーカーの選び方

2025年8月6日更新

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おしゃれなデザインと耐震性、両立させたいですよね!

耐震性能を上げたければ、壁の量を増やさないといけないですが、
逆にオープンキッチンなど壁の少ない開放感のあるデザインを求めてしまうと、
耐震性能が下がる可能性があります。

今回は、地震対策をしたいけれども、デザイン性も重要視したい!という方に向けて、
家選びのポイントをわかりやすくご紹介していきます。

目次

自分たちに合った条件を整理しよう

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家づくりを始める前には、予算や家族構成等、色々と考えることがありますが、
最近、地震の多い日本で忘れてはいけない大切な条件の1つが「地震に強い安全な家」だと思います。

◆「地震に強い安全な家」を考えるうえで、押さえておきたい2つのポイント
 
①耐震等級はいくつか?

 「耐震等級」とは、住宅が地震にどの程度耐えられるかを示す耐震性能の指標です。国が定めた「住宅性能表示制度」に基づいて3段階で評価されます。
 

耐震等級 耐震性の強さ 主な特徴 建物へのダメージ
等級3 現制度トップの耐震 地震後住み続けられる可能性が高い
等級2
耐震等級3より
20%DOWN
損傷を受けにくく一定の継続使用が可能
等級1
耐震等級3より
40%DOWN
震度6~7程度の地震1回で
「倒壊・崩壊しない」最低基準

近年の大地震では、「耐震等級1」の住宅が倒壊や大きな損傷を受け、住み続けることが出来ないケースも報告されています。
それに対して「耐震等級3」の住宅は、住宅の構造へのダメージが少なく、地震の後も修理せずにそのまま住み続けられる可能性が高いとされています。
さらに、「耐震等級3」とすることで、住宅ローン減税や地震保険料の割引など、金銭的なメリットを受けられる場合もあります。
こうした背景から、最近では耐震等級3を基準とする家づくりが広まり、一般的になってきています。
 
②制振装置が採用されているか?
 
「制振装置」とは建物の揺れを抑え、繰り返しの地震による建物へのダメージを軽減することができる仕組みです。耐震等級と併用されることが多く、広々としたリビングや大きな窓等、開放的な空間を実現するためにハウスメーカーでは制振装置を採用されていることがあります。
制振装置の採用については後ほど説明させて頂きますので、参考にして下さい。

耐震等級3を取得している家とは?

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前項のように、全ての家が「耐震等級3」を取っているわけではありません。

◆「耐震等級3」を取得する3つの条件 
 
①耐力壁の量と配置がバランスよく適切な設計がされていること

壁の量が十分にあり、バランスよく配置されていることが大切です。これによって、建物がしっかり踏ん張れる構造になります。
ただし、注意点として、壁が多く必要になることがあり、結果リビングとキッチンの間に壁が必要になるなどの間取りの自由度が制限されることがあります。


②構造計算(許容応力度計算)を実施していること

建物の強さを数値で確認するために、構造計算をきちんと行っていることも重要です。これにより、より高い信頼性が得られ、「見えない安心」が担保されます。
しかし、構造計算を後からお願いすると追加費用が発生するため、注意が必要です。


③国の第三者機関から認定を受けていること

第三者による評価があると、住宅の性能が客観的に保証されており、安心して住める住宅といえます。 例えば、 「設計住宅性能評価書」や「建設住宅性能評価書」というものがあり、こちらを確認していただくことで、認定を受けているかどうかを知ることができます。 ただし、性能評価の取得には、追加費用がかかるケースもあります。
「耐震等級はいくつなのか」
「希望の間取りは実現できるのか」
「費用はどこまで含まれているか」
をパンフレットや営業担当者に確認しておきましょう。

地震対策とデザイン性を両立する


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最近では、制振装置を標準で搭載しているハウスメーカーも増えてきました。

制振装置とは?

地震の揺れそのものを抑える装置で、建物が受けるダメージを軽減し、劣化を防ぐ効果があります。これまでの「耐震」は、建物が倒壊しないように“耐える”考え方でしたが、制振はそれに加えて、揺れ自体を“吸収して抑える”という新しい考え方です。

 

制振装置で、将来の修繕リスクを軽減

日本では地震が繰り返し発生し、建物内部に“目に見えないダメージ”が蓄積します。
制振装置を導入すれば、建物に入ってくるエネルギーを吸収・軽減し、見えない損傷を防いで建物の寿命を延ばす効果が期待できます。

 安全性 × デザイン性 の両立

耐震等級を上げると、壁の量が増えて間取りの自由が制限されることも。
ですが、耐震等級2+制振装置なら、壁を増やさずに安全性を確保でき、理想の住まいづくりが可能になります。


制振装置はオプション扱いと思われがちですが、最近では標準仕様に含まれている場合もあります。
そのため、「安全性も大事、でもデザインも妥協したくない」という方は「制振装置」導入されているか確認しておきましょう。


まとめ

ハウスメーカーを選ぶときに大切なのは、「構造の強さ」と「地震対策の中身」をしっかり確認することです。
せっかく家を建てるなら、見た目や理想の間取りだけでなく、地震に強い安全な住まいを選びたいですよね。

そのために、以下のポイントは必ずチェックしておきましょう。

①耐震等級が1、2、3どれに該当するのか

②制振装置の導入があるかどうか

あなたとご家族の命と暮らしを守るために、「地震に強い家」とは何かを知り、信頼できるハウスメーカーを選ぶことが大切です。
安心して長く暮らせる住まいを、ぜひ手に入れてください。

まとめ


制振装置の主な素材は「ゴム」「オイル(油圧)」「鋼材(金属)」の3種となりますが、
制振装置自体は、メーカーごとに数多くあり、それぞれのメリットやデメリットもあります。

今回の解説は素材ごとの大まかな特徴ととらえていただき、次のステップで、気になった素材のメーカーを順にみていくといいかもしれません。

自分にあった制振装置は何なのか?もう調べたくない、すぐ相談したい!という方は、ぜひこちらよりご質問下さい。

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。
2019年に発刊された「建築基礎構造設計指針」、2022年に発刊された「基礎部材の強度と変形性能」、それらを踏まえた設計例が2024年に出ました。
日進月歩変わりつつある杭基礎の設計環境に対応するべくこのプログラムも更新を続けていきます。
少しでも建設会社、設計事務所、杭メーカー、杭施工会社の技術者の方の技術検討のお役に立ちたいと考えております。
その検討をしていく中でぜひCP工法、及びCTP工法の使用もご検討して頂けましたら、幸いでございます。
お困りごとやご相談がございましたら、何なりとお問合せ下さい。

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