木造住宅の揺れは大丈夫?
地震に備える耐震・免震・制振の基礎知識

2024年12月19日更新

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地震の多い日本で家を建てるとき、「木造住宅は揺れやすいのでは?」と心配する方は多いでしょう。
木造は軽いため確かに揺れを感じやすいものの、その分倒壊リスクを抑えられるという利点もあります。

本記事では「木造に住みたいけれど地震が不安」という方に向けて、木造住宅の揺れの特徴を解説し、耐震・免震・制振といった地震対策の違いやメリットをご紹介します。

目次

木造住宅は揺れやすいのか?

木造住宅は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造と比べると「軽量」であるため、地震や強風の際に揺れを感じやすいのは事実です。
このため、「木造の家は不安」と感じる方も少なくありません。

しかし、建物が軽いということは、地震のエネルギーを受けにくく、倒壊リスクを小さくできるという大きな利点でもあります。
実際に大地震の被害を見ても、「木造は揺れるけれど壊れにくい」というケースが多く報告されています。

つまり、揺れやすさ=危険という単純な話ではないのです。
大切なのは、木造という構造の特徴を理解したうえで、耐震・免震・制振といった仕組みを取り入れ、安心できる住まいにしていくことです。


耐震・免震・制振とは?

木造住宅の「揺れやすさ」を安心につなげるカギになるのが、耐震免震制振という3つの考え方です。

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耐震構造

建物自体を強くして揺れの力に耐える仕組みです。柱や壁を補強することで、大きな揺れでも倒壊しにくくなります。
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免震構造

建物と地盤の間に装置を入れて、揺れそのものを建物に伝えにくくする仕組みです。これにより、家具の転倒や室内の被害を大きく減らすことができます。
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制振構造

揺れを吸収するダンパーなどを組み込み、繰り返しの揺れでも建物にかかる負担を和らげる工法です。
これらを理解して選択すれば、木造住宅でも「揺れやすいから不安」という弱点を補い、むしろ安心できる住まいを実現できます。



✔ もっと詳しく知りたい方へ

耐震構造

        建物の柱や壁を強化し、地震の力に「耐える」仕組みです。木造住宅では、面材耐力壁や筋交いの設置、耐震金物の使用などで建物を固くします。比較的コストを抑えられ、日本では耐震等級1~3で強さを評価します。ただし揺れ自体は建物にそのまま伝わるため、繰り返す地震でダメージが蓄積する点には注意が必要です。

免震構造

        建物と基礎の間に免震装置を設置し、地震の揺れを直接伝えない仕組みです。最大で約90%揺れを低減できるとされ、室内被害を大幅に抑えられます。ただし、導入コストが高く、戸建て住宅では採用例が少ないのが現状です。

制振構造

        建物内部に制振装置を組み込み、揺れのエネルギーを吸収して損傷を抑える仕組みです。繰り返す地震でもダメージが蓄積しにくく、耐震構造より建物を守りやすいのが特徴です。免震構造よりコストを抑えやすく、リフォームや新築にも導入しやすい工法です。

まとめ

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揺れ対策にはコストを抑えやすい「耐震構造」、揺れを大幅に減らせる「免震構造」などさまざまな方法があります。
その中で、コストと安全性のバランスを重視するなら、耐震構造に加えて制振装置を取り入れることが有効です。繰り返す揺れから建物を守りやすく、導入事例も増えています。

ただし制振装置には種類があり、どれを選ぶかが大切です。
もっと制振装置について知りたい!と思われた方はぜひこちらの記事をご覧ください。

まとめ

今までの内容を以下にまとめました。
 
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建物コストを考えた場合、耐震構造が安価です。
建物へのダメージを抑えることを考えた場合、免震構造が効果が高いです。

しかし、建物へのダメージとコスト両方抑えたい方も多くいらっしゃると思います。
そういった方には、安価な耐震構造と合わせて制振装置を入れることがおすすめです。
実際に多くのハウスメーカーでも制振装置の採用が増えてきています。

ただし、一概に制振構造といっても、制振装置は数多くあります。
自分にあった制振装置は何なのか?お困りの方は、ぜひタカミヤにご相談くださいね。

表形式及び杭伏図形式で入力が可能になっているので、視覚的に分かりやすく、設計をすることが出来ます。
また、全ての項目でExcelベースとなっており、コピー&ペーストで入力することが出来ますので、
人為的なミスが少なく、簡単に入力が出来ます。
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ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。
2019年に発刊された「建築基礎構造設計指針」、2022年に発刊された「基礎部材の強度と変形性能」、それらを踏まえた設計例が2024年に出ました。
日進月歩変わりつつある杭基礎の設計環境に対応するべくこのプログラムも更新を続けていきます。
少しでも建設会社、設計事務所、杭メーカー、杭施工会社の技術者の方の技術検討のお役に立ちたいと考えております。
その検討をしていく中でぜひCP工法、及びCTP工法の使用もご検討して頂けましたら、幸いでございます。
お困りごとやご相談がございましたら、何なりとお問合せ下さい。

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