VLOOKUP関数で“探す手間”をゼロに!
積算を効率化する方法

2025年11月21日更新

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「この資材の単価は?」
「○○の現場で足場を組んだらざっくりいくらくらいかかる?」
と、聞かれることよくありませんか?

そのたびに単価表を開いて探して・・・はちょっと面倒ですよね。
そんな時に役に立つのが、VLOOKUP(ブイルックアップ)関数です。

大量のデータの中から、欲しい情報を自動で探し出してくれる便利な関数です。
関数の説明から、組み方、VLOOKUP使い方 までを解説致します。

目次

VLOOKUP関数ってなに?

VLOOKUPとは..
エクセルの中から、ほしい情報を自動で探して答えをもってきてくれる 便利な関数です!
「探したいキーワード」を指定すると、表の中からその行を見つけて、欲しい情報を返してくれる仕組みです。
この関数を使えば、単価照会はもちろん単価見積書も簡単に作れます。

newsletter-sekisan-skills-vlookup_2.jpg
 
たとえば、このように機材コードを入力すると...
 
PC
「機材コードを探して…あった! その行の2列目は素材名 “単管パイプ”、3列目は単価 “450円”」

  
というように、自動で見つけてくれます。
 
 
newsletter-sekisan-skills-vlookup_4.jpg
建設業界で活用できる例は、他にもあります。
・施工エリア別の運搬費を計算する 
 現場エリアのコードを指定すると、その地域の運搬単価を自動表示。

・取引先コードから会社情報を表示する
 協力会社のコードを入力したら、住所・電話番号・担当者名が一覧表から出てくる。

・現場コードから現場所在地を表示する
 現場コードを入れると、自動で住所や担当者名などの現場情報が出てくる。

VLOOKUP関数を組んでみよう

この関数を使う前に準備しておくものが一つあります。
それは元となるデータを用意しておくということ。

機材コードを入力すると、機材名と単価が自動的に表示されます。具体的に説明していきますね。

今回の例で説明すると、まずは「機材コード」「機材名」「単価」が入った「単価一覧表」を準備しましょう。

その際、VLOOKUP関数のルールとして検索したい項目は表の左端に配置します。
今回で言うと、「機材コード」です。

newsletter-sekisan-skills-vlookup_5.jpg
  
 
単価一覧表が準備できたら、表示したいセル「機材名」にVLOOKUP関数を入力します。
 
VLOOKUP関数 = VLOOKUP( 検索値, 検索範囲, 列番号, [検索方法])


▼数式をコピーしたい方はこちら!
=VLOOKUP(A3,A7:C12,2,0)

 
newsletter-sekisan-skills-vlookup_6.jpg

①検索値:単価一覧表から探したいもの

②検索範囲:探す場所
③列番号:表の左から数えて〇列目(上の例では2列目)
④検索方法:「0」もしくは「FALSE」を入力すると完全に一致するものだけ探します!

 
「機材名」につづき、「単価」のセルにも入力します。
newsletter-sekisan-skills-vlookup_9.jpg
 
これでVLOOKUP関数の入力がおわりました!

組んだ関数を使ってみよう

ではさっそく、機材コードを入力して単価がいくらなのか調べてみましょう。
 
newsletter-sekisan-skills-vlookup_7.jpg
 


こんなエラーが出たらどうする?

newsletter-sekisan-skills-vlookup_8.jpg
表示された値が正しくない
VLOOKUP関数は、指定した範囲内のデータを、上から順番に検索していく特性があります。
もし指定した範囲内に同じデータが2つあったら、意図したデータが表示されないこともあります。
データの重複をなくす、似たような名前のものは、別の値を参照するなどの対策があります。

newsletter-sekisan-skills-vlookup_8.jpg
#N/A と表示される
検索値がエクセル上に存在しない場合に表示されます。
まずは、誤った値が検索値に指定されていないかを確認してください。
検索値があっている場合は、操作をするうちに、誤って検索範囲がずれてしまうことがあります。
ずれが生じている場合は、修正して対応してみましょう。
  
newsletter-sekisan-skills-vlookup_8.jpg
#REF! と表示される
値を表示する列番号が、検索範囲を超えた列数になっています。
検索範囲もしくは、列番号を修正してください。




まとめ

積算でも大活躍する VLOOKUP関数の基本 を紹介してきました。

Excelにはさらに進化した “上位互換” といえる XLOOKUP関数 も用意されています。
XLOOKUPは、VLOOKUPでよくある悩み(列の追加で壊れる/左側を検索できない/範囲指定が面倒…)を、
まるごと解決してくれる新しい検索関数です。
書き方もシンプルになり、実務でも扱いやすいのが大きな魅力なんですね。

積算業務でも、

・品番、単価を左右どちらからでも検索できる
・列構成が変わっても壊れにくい資料が作れる
・別シートにある情報を一発で拾える

など、使いこなすとかなり効率化できます。

このあたりは 「応用編」として XLOOKUPの実際の見積導入版 を別の記事で用意するので、「もっと便利にしたい!」と思った方はぜひそちらもチェックしてみてください。

積算の作業が、さらにスムーズになりますよ。

“組む”のは足場だけじゃない。“組む”関数も覚えよう。
慣れれば、エクセルはあなたの武器になる!

焦らず1歩ずついきましょう!

積算でも大活躍する VLOOKUP関数の基本 を紹介してきました。

Excelにはさらに進化した “上位互換” といえる XLOOKUP関数 も用意されています。
XLOOKUPは、VLOOKUPでよくある悩み(列の追加で壊れる/左側を検索できない/範囲指定が面倒…)を、
まるごと解決してくれる新しい検索関数です。
書き方もシンプルになり、実務でも扱いやすいのが大きな魅力なんですね。

積算業務でも、

・品番、単価を左右どちらからでも検索できる
・列構成が変わっても壊れにくい資料が作れる
・別シートにある情報を一発で拾える

など、使いこなすとかなり効率化できます。

このあたりは 「応用編」として XLOOKUPの実際の見積導入版 を別の記事で用意するので、「もっと便利にしたい!」と思った方はぜひそちらもチェックしてみてください。

積算の作業が、さらにスムーズになりますよ。

“組む”のは足場だけじゃない。“組む”関数も覚えよう。
慣れれば、エクセルはあなたの武器になる!

焦らず1歩ずついきましょう!

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