次世代足場の数量算出に必要な知識をわかりやすく解説!

2024年8月1日更新

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昨今では安全性や作業負担を鑑み、枠組足場から次世代足場が使用されることが多くなりました。



それに伴い、次世代足場の数量算出についてお悩みを抱えている方も多くいらっしゃいます。
こちらの記事では、タカミヤの保有する次世代足場Iqを例に

数量算出に必要な知識の次世代足場の基本構成や、数量算出時に注意すべき点を解説します。

目次

次世代足場の基本構成

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次世代足場は基本的に支柱・水平材・先行手すり・鋼製布板(アンチ)・巾木・ジャッキベース・敷板の7つの部材で構成されています。

数量算出時に気を付けるポイント

数量算出する上で気を付けなければならないポイントをご紹介します。

□躯体側と外側で手すり用の部材が異なる

基本的に次世代足場は躯体側を先行手すり、外側を水平材を使用した二段手すりになるように組み立てます。
両面を先行手すりで読んでしまわないように気を付けましょう。

□通路巾によって巾木の種類が異なるnewsletter-BIMCIM-2_3.jpg
労働安全衛生規則により作業床の隙間が定められているため、通路の幅にあわせて巾木の種類を変える必要があります。


二 つり足場の場合を除き、幅、床材間の隙間及び床材と建地との隙間は、 次に定めるところによること。

  イ 幅は、四十センチメートル以上とすること。
  ロ 床材間の隙間は、三センチメートル以下とすること。
  ハ 床材と建地との隙間は、十二センチメートル未満とすること。

―― 労働安全衛生規則 第2節 足場 第563条


□一番下のフランジには長手方向に水平材を設置する


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一番下のフランジには足場の沈下および滑動防止のために根がらみとして長手方向に水平材を入れている場合が多数です。
(それより上部のフランジには長手方向に手すり以外の水平材は基本的に設置不要です。)

図面にはアンチの表記などにより表現されていない場合がありますので、算出漏れの無いようにしましょう。

□一番下の支柱は下部支柱を使用する

一番下(ジャッキベースに差す)支柱は下部支柱といわれる支柱を使用しています。
下部支柱には、根がらみを設置するためのフランジが設けられていたり、ピンがなかったり通常の支柱とは少し違います。
同じサイズの支柱もあるので、間違えないようにしましょう。


□支柱の結束高さを意識する

次世代足場には実大試験方法に沿って強度が定められているため、どれくらいの高さ毎に支柱同士を結束する必要があるか定められています。次世代足場の強度を保つために、数量算出前に確認するようにしましょう。

数量算出の手間を大幅削減できるツールのご紹介

建設業では2024年問題(働き方改革関連法の適用による課題)が重要視されており、いかに効率化を向上させるのかが大きなテーマとなっています。
また、建設業では人材不足が深刻化しており、多くの新たな人材を丁寧に育てる必要もあります。
積算は一つ一つ手算出すると多大な時間が必要となります。
積算は習得するまで時間もかかってしまいますし、かなり責任が重い仕事でもあります。
そんな積算の課題を解決するツールがBIMです。

BIMを使用して算出することより、大幅な時間の削減が可能です。

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タカミヤの仮設BIMでは、BIM操作に慣れない方でも算出可能なオリジナルコマンド【Takamiyaコマンド】を活用いただけます。
※BricsCADを使用できる環境が必要です。


実際の数量算出動画↓

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すでにBIMソフトをお持ちで、新しいCADの導入はハードルが高い・・・という方にもご利用いただけるよう、
タカミヤBIMはクラウド上でご利用いただけるサービス「ConnecT.oneQS(コネクトワンキューエス)」でも
数量算出が可能です。

ConnecT.oneQS(コネクトワンキューエス)も含めた、仮設BIMの数量算出をまとめた記事はこちら

タカミヤBIMについての詳細は、ホームページに記載されておりますのでご興味のある方はぜひご覧ください。


まとめ

ここでは、次世代足場の数量算出に必要な知識をご紹介しました。

便利なツールも活用しつつ、今後更に使用されることとなる次世代足場を効率よく適切に算出できるように工夫しましょう。

タカミヤBIMは、オフライン・オンラインにてご説明も行っております。興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

ここまでの説明で、カーボンニュートラルに関してなんとなくご理解はいただけましたでしょうか。
温室効果ガスの排出を0にすることはできないですが、排出量を減らして吸収量を増加させること
は可能です。皆様も身近なところからカーボンニュートラルに向けた取り組みをスタートしてみて
はいかがでしょうか。

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