音が大きい機械シリーズ
「ケレン機」

工場の騒音

パイプやクランプ、仮設機材を取り扱っていると、困るのがコンクリートが付着した汚れ!手作業ではなかなか落ちません。
そこで活躍するのがケレン機!
部材同士や鉄球(ブラスト材)をこすり合わせることで汚れの洗浄をしてくれる機械で、弊社でも導入しています。
今回はそのケレン機について解説いたします。

目次

ケレン機とは?

部材についたコンクリート、セメント、モルタルなどの異物や汚れを洗浄するための機械です。

そもそも、ケレン機のケレンとは何でしょうか?
言葉の由来は英語の“クリーン”から来ているそうですが、主に鉄部に付いた汚れを取り除いたり、塗装前に塗装の付きを良くするために錆びや汚れを洗浄・削り落とす作業のことを言います。

ケレン機にも種類があり、パイプを1本ずつ洗浄してくれるものから、大型の洗濯機のようにたくさんの部材を入れてぐるぐる回して洗浄するものなどさまざまです。

洗浄の仕組み・流れ

EB_colum_c-2-2.jpg
 
弊社でも様々なケレン機を導入しているのですが、今回はその中でも特に大型のケレン機をご紹介します。
こちら、弊社茨城中央Baseにて稼働している4.6mシリンダードラム型のケレン機です。
なんと、長尺の部材が一度に約100本洗えます。ドラムが左右で別れているので別々の部材を2種同時に洗うことも可能です。
こちらのケレン機はドラムが回転して部材同士が擦り合わさることで汚れを落とします。
このような鉄球を投入し、摩擦を増やすことで洗浄力をアップさせます。

では実際にこちらのケレン機で水平材100本を洗浄してみましょう!

まずは汚れたパイプをフォークリフトでケレン機に投入します。
EB_colum_c-2-4.jpg
鉄球を投入します。
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稼働!!
注水が始まります。
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蓋が閉まり、ぐるぐると回転していきます。
すごい音です。
測ってみると107デシベル!
日常の騒音レベル一覧表によると、
電車のガード下と同じぐらいの音量です。
実際の音は動画から!▶
※音量にご注意ください。
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だいぶ大音量なのでシャッター下ろし、洗いあがりを待ちます。
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洗浄完了!
洗いあがったパイプを受け皿に移します。
どんがらがっしゃん!
※音量にご注意ください。
EB_colum_c-2-9.jpg

洗浄効果は…!

しつこくこびりついていたコンクリートの汚れや塗料がしっかり落ちています!
かかった時間はここまでトータルでわずか20分!人員1名!
非常に効率よく部材を洗浄できます。

ケレン機の音対策

このように、短時間で効果的に部材の洗浄が行える大型ケレン機ですが、非常に大きな音が出てしまうというデメリットもあります。
 
ケレン機の音対策には今回のようなシャッター等を下ろして閉鎖できる建屋内に機械を設置すると、音を気にせず使えるでしょう。
 
建屋を建てなくても、仮設材に設置することで簡易的かつ効果的に騒音対策をできる方法もあります。

写真のような吸音タイプの騒音対策シートは、
ケレン機周りを単管とクランプで簡易的に囲い、壁として括り付けることで十分な効果を発揮します。

優れた吸音効果で数々のケレン機導入現場で採用されています。

まとめ

いかがでしょうか。
ケレン機使用の流れと洗浄効果、また、洗浄時の音問題などについて紹介させていただきました。
これから設置を予定されている方は音対策も含め検討してみてください。
 
ケレン機での導入現場でどのぐらい音量が下がったかの実証結果もございますので
ご興味のある方はぜひご相談ください。

 
 

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