【初心者向け】透過損失とは?分かりやすく解説

2025年6月30日更新

技術提案

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「透過損失って何? わかりやすく教えて!」そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
透過損失とは、音がどれだけ壁やシートを通り抜けずに遮られるかを示す数値のこと。この数値が「大きい」ほど防音効果が高いという特徴があります。
この記事では、初心者にもわかりやすく透過損失の意味を解説しながら、「エコーバリア」と「防音シート」の遮音性能を比較していきます。騒音対策をしたい方は、まず“透過損失の大きさ”に注目してみましょう!


目次

透過損失ってなに?

透過損失とは簡単にいうと、壁や床などの遮音性能を表す数値で、
値が大きいほど遮音性能が優れていることを指します。
「透過」は透き通ること、通り抜けることを、
「損失」は電力・動力などのエネルギーが有効に利用されず、不要な熱などの形で失われることを意味します。

「透過」  透き通る 通り抜ける
「損失」  不要なものとして失われる


2つの単語の意味を繋げてみると、
「音が壁を通り抜けた時に、音の一部がなくなってしまうこと」
という意味になりますね!

 

遮音性能が高い = 透過損失が大きい

それでは、音が壁にぶつかった時、音はどのように分解されるのでしょうか?
音は基本的に3つの成分に分解されます。

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反射音:壁に反射された音
吸収音:壁に吸収された音
透過音:透過した音

壁に吸収された吸収音が大きければ大きいほど
そして、壁を通り抜けた透過音が小さければ小さいほど
壁を挟んで音が小さくなったことが分かります。
ということは!壁の遮音性能が高いこと意味します。
そして、それは壁の透過損失が大きいとも表現できます!

遮音性能高い = 透過損失大きい

面密度が大きい物体は透過損失が大きい?!

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透過損失の特徴として材料の面密度(単位面積あたりの質量)が大きいほど
透過損失が大きくなるという法則があります。

面密度大きい = 透過損失大きい

コンクリートや鉄、厚さがあるものを一般的に面密度が大きいものといいます!


エコーバリアと防音シートの透過損失の比較

素材によって透過損失には差があります。
タカミヤのエコーバリアと防音シートの透過損失を比べてみました。人が不快に感じる2000Hz~5000Hzの高い音では、エコーバリアのほうが透過損失が大きく、高い効果を発揮することが分かります。
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まとめ

皆さん、透過損失について少しでもお分かりいただけましたでしょうか?

● 透過損失とは、壁や床などの遮音性能を表す数値
● 面密度大きい = 透過損失大きい遮音性能高い


ということを覚えていただければ嬉しく思います!
騒音でお困りの皆さま!
音を抑えたいのであれば、透過損失が大きいものを選べば間違いないです!
透過損失の値を比べてみて「大きい」ものを選んでみてはいかがでしょうか?



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